反社会学講座

パオロ・マッツァリーノ著 \1500 イースト・プレス ISBN:4872574605
なんといってよいのか。面白かった。確かに面白かったのだが、面白かった〜!と絶賛するほどの勢いはなかった。でも面白かったんだけど。私が今二十歳くらいだったらこの本に書かれた内容を真に受けてめちゃめちゃ影響されていたことは確実だと思う。しかし実際はいい加減年なので、著者の書こうとしていることも分かるし、表面的にのっかっちゃうこともない。冷静に、客観的に、面白く読めた。恐らくそこが冒頭に書いたようなびっくりマークがつかない理由だろう。ではいったい私は何を求めているのだろう?そこが今の時点でははっきりしない。