哀しい出来事

今の職場で一緒に働いている人たちで、去年の年末までで辞めてしまった人が多数おり、そのうちの一人に契約更新をしてもらえなかったために仕事を辞めざるを得なかった人がいるのだが、その人に昨年11月末にお昼に誘われた際に涙ぐみながら辞めざるを得ない状況にいるという打ち明け話をされて、そしてその人はなんだか知らんが随分私の事を慕っていたりもしたので、こちらとしては然程親しいとも思っていなかったけれども社会人として相手を励ますのは当然、と一生懸命励まし、『契約終了までまたちょくちょくお昼をいっしょにとりましょうね』と、本心ではお昼は一人でいたいところを社交辞令というかなんというか、そんな風に言ったら、後日「他にも一緒に食事をしたいと言ってる人がいるので、また別の機会に、来年になってから食事に行ったりするのでもいいですか?」と、まるでこちらの方が彼女のとランチを切望しているかのような状況になってしまって『なんだかなぁ』と思ったことがあるのだが、その彼女のお話。なんかよく分からんが私は彼女に気に入られていて、仕事中にたまに私の席に来て『特に用はないんですけれど、少し話したくて…』と言ったきり黙り、何かを期待するような目で私を見つめ、私が面白い話を自発的に語りだすのを待たれたりすることがあって困惑したものだが、仕方ないので適当な話をしだすと折りにふれて『三十代になるとやっぱり違いますか?』とか、『しっかりしてて凄いですよね、私はまだそんな歳じゃないから』などとやらたとこちらを年上扱いしだし、しかし年齢を聞いてみると私の2歳下でしかなくて『大して違わないじゃねえか』などと思ったりもするのだが、先方は大分歳が違っていると思っている様子であった。
年末の勤務最終日、私のところに挨拶にきた彼女は『折角知り合って、これも何かの縁だし、今後もまたどこかで会ったりしてもいいですよ』みたいなことを言われてややギョッとしたのだが、まあ私から連絡を取る事はないし、向こうから誘われても適当な理由を述べて断ろうと思っていた今日この頃、その彼女からメールがきて、そしてそれはチェーンメールであった。ううっ、非常に迷惑。近況報告かなにかと思って読んだら『これを7人に送ったら幸せになれるよ♪』だってさ。勘弁してくれ。いささかげんなりして同僚に『○○さんからメールがきて、何かと思ったらチェーンメールだった』と言ったら、『じゃあ7回分彼女にそのメール送り返せば』と言われた。そしてこれまで私は彼女に一方的に好かれていると思っていたのだけれど、ここまで日記を書いたらなんだかよく分からなくなってきた。実は嫌がらせされてたとか? あの『話がしたくて…』とやってこられて黙られるのには本当に閉口したものだ。芸人じゃあるまいしそうそう面白い話など出てくるわきゃあないのである。まーどうでもいい話であるが。