8月20日

昨日から明日まで3日間のみ労働することにして、久々の社会復帰である、とやや気を張ったりしたのだが、これが社会復帰と言えるかどうか。こんな半端な働き方をする者と言ったら、たいがいは主婦ばかりなのである。なかに一人、呆れるくらいよく喋る人がいるのだが、それが面白い話ならばいつでもウェルカムなのだけど、かなしいくらいに面白くない。どんなもんかというと、基本は『面白い体験をした』という宣言であって、何が面白かったのか、その内容には触れられない。あるいはオチがない*1。前触れもなく韓国ドラマ(ヨン様出演)のあらすじ*2を延々語られるなんて体験は人生で初だ。話題を盛り上げようにも何も言葉が浮かばず、苦し紛れに「面白そうですね。私も見てみようかな。まだ始まったばかりなんですか?」と問うと、あとちょっとで終わるんだそうだ。この人の話の狙いは何かと言うと要するに、自分が面白い体験をしたという事実をアピールすることで、別に私に面白い話を聞かせたい、ということではない。アレだな、作文書かせるとヘタクソの部類の人だな。『海に行きました。面白かったです!』ちゅうかんじか。
あと他に好きな話題はゴシップ、スキャンダルの類に、『最近の若い子』の悪口。恐らく私より2〜3歳年上なので、そもそも年齢的におばさんと言われても仕方がないかもしれないが、人を決定的にオバサンにするものは年齢ではなく、この『最近の若い子』という発言ではあるまいか。喋り続けるその人のすぐそばで、うわのそらになりながら、私はオバサンとは話が合わないな、などとぼんやり思っていたのだが、よく考えれば私はオバサンに限らず、世の中のほとんどの人と話が合わないのであった。

*1:「この間すごい楽しかったの〜。わたし大爆笑しちゃった」というので何かと思い、続きを待っていたらそれで話題終了であったりする。

*2:なんで急にこんな話をしはじめたかというと、きっとヨン様のことを思い出したからなんだろうな。