妊娠・出産関係の記事が気になる

自分が妊娠中のせいか、どうしても妊娠・出産関係の記事が気になってしまいます。うちは新聞を購読していない*1ので、新聞記事は専らネットでみるのだけれど、気になって読んだ記事の署名をみたら友人だった、なんてことがあると吃驚。すごいねー、頑張ってるねー、私も頑張ろう、と励まされます。なにに頑張るかというと、いま生きている状態の維持に、である。要するになにも頑張っていない? いいや、ちがう。同じダラダラ過ごすのでも意識がとんでぼんやり過ごすのと、生きるぞ!と気合いをいれて生きるのでは、きっとなにかが違うはず。まー違わなくてもいいけど。
今週末は安易なカンガルーケアをすると危険、という産經新聞の記事を読んだ。そもそもカンガルーケアの利点を知らないので、危険な状態に陥る可能性があるんだったらやらない方がマシじゃん、と思ったのだが、私がこの記事を読んで一番気になったのは、内容そのものではなかった。以下、一部引用。ちなみにこの記事を書いたのは私の友人ではありません。

昨年12月9日夜、長崎市産婦人科医院でのいつもの光景だった。赤ちゃんは「オギャー」と元気な泣き声をあげ、院長も満足げな笑みを浮かべていた。
同市の男性会社員(44)と主婦(45)が授かった初めての男の子(3156グラム)。2人とも無事の出産に胸をなでおろし、喜びをかみしめた。
助産師は手際よく男児の身長や体重の計測を終え、主婦に「体に密着させて」と抱かせた。しかし、直後から男児のつめは紫色になり、手足も動かさなくなっていく。
助産師に問いかけても「大丈夫ですよ」というばかり。次第に男児の手は白くなっていったがなぜか近くに助産師の姿はなく、主婦の叫び声で駆けつけたときには、男児の呼吸は止まっていた。

主婦、という言葉の使い方に、強烈な違和感を覚えるのは私だけか? 初出の『主婦(45)』はともかく、それ以降の主婦の使われ方がどうにも。出産にまつわる話をするのに、『主婦』という属性はかなりどうでもいいと思うのだが。そもそも『主婦』って情報、必要ないよな。カンガルーケアで新生児が危険な状態に陥るのに、産んだ本人が主婦だろうが働いていようが関係ないだろ。『主婦』とするより『母親』とする方が適切だと思うのだが。
ネットの記事は新聞本紙に掲載される記事とは違うのかね? 誤変換および打ち間違いがかなり見受けられるので、読んでいると「オ、オレに校正させてくれ!」と悶えてしまう。仕事が好きだなんてあんまり意識した事なかったのだが、こんなに気になるなんて、やっぱり私、校正の事、好きなの、かな…?

*1:片付けが苦手なんでね。キンドルとかiPadなどで購読できて、記事の検索とかできるんだったらよいのだが。