酔っ払い

池袋西武にて昨日購入のワイン、CASAMATTA。実に美味しかった。サンジョヴェーゼでこんな味わいが出るなんて。今まで飲んだ中ではラッケのvitaeがサンジョヴェーゼでは美味しかったが、これはまた全然違うセンス。美味しいワインが飲めて幸せだなぁ。生きててよかったなぁ。
タイトルに「酔っ払い」と書いてヨーゼフ・ロートを思い出してしまった。聖なる酔っ払いの伝説は本当に大好き。なんでだろう、今気づいたんだけど、私がロートを好きと思う気持ちはブレヒトを好きと思う気持ちに似ている。何が共通部分なのだろう?酔いが醒めたら考えてみよう。
今はちょうど今月復刊された岩波文庫ガリレイの生涯を読んでいるのだけれど、私はやっぱりブレヒトが好き。彼の作品の根底には人に対する無償の優しさがあると思う。だから読んでいてほっとするのだ。ちょっと前に読んだ肝っ玉おっ母とその子どもたちもとても良かった。なんだか温かいのだもの。私みたいな人間のこともブレヒトは許してくれている気がするのだ。