風間杜夫モデル

先日伊勢丹でデルタの風間杜夫モデルの実物を見たことを今唐突に思い出した。ペン軸が太いこと自体は別段なんとも思わなんだが、全体的にそこはかとなく野暮ったさがにじみ出ている。ウルルン滞在記での製作過程を見ているときは船のアンカーをキャップのクリップにしたのは面白いと思ったものだし、色使いもよさげに見えたのだけれど実物見たら全然心惹かれるものが無かった。実物の方が劣るって結構致命的じゃないか?
それに対してペリカンの上海はいいと思う。アテネも良かったけれど。7月に知人と連れ立ってフルハルターに行った際に客なんだか誰なんだか良く分からない人物が自分のアテネを取り出しキャップの内側をライトでチカチカ照らして私に見せてきて何がしたいんだか皆目分からなかった事があったが、あれは恐らくキャップの美しさを見せるためのアクションであったのだろう。万年筆愛好家は経済力のある男性が圧倒的に多いので、私くらいではまだまだ若輩者、全然くちばしが黄色いのであるが、逆にいうと若い女が万年筆に夢中になってる様を見て、件の客だかなんだかわからぬ人物も私に対して好感を覚え、更に万年筆の魅力を紹介しようとの親心だったのかも知れぬ。
いずれにしても私が夢中になっているのはペリカンでもモンブランでもアウロラでもなんでもない。デルタだ。デルタといってもGiulietta Alfa Romeoなどに興味はない(Dolce Vitaには若干興味ある)。なんといってもアニマルズだ。アレを超えるデザインのものには早々出会えないであろう。しかし、未だに発送通知が来ないのだ。やる気あるのだろうか、イタリア人は。前回注文した際は予想以上に早く発送通知が来たものであったが。しかもその通知にしても散々イタリア語でメール書いておきながら最後の最後で「ところでイタリア語わかりますか?」で終わっていたのだ。何がしたいのか全然分からん。まあ何でもいいが早く発送してもらいたいものである。