認識の誤りを認める

秋葉原文学フリマ。私が当初予想していたものとは全然違っていた。全然おしゃれじゃないし、あの10月の私の文学フリマに対する認識は明らかに思い込みであり、青山という会場に対する偏見によるものであると証明がなされた。
しっかしなんとも押し付けがましいの!ちょっと私の目線が冊子の方に行っただけで売り子たちはすかさず「どうぞ!」と勧めてくる。いや、それだけならいいんだけど問題は私がそれを手に取った後である。「良かったら是非!」。買えと?この私に?こんな海のものとも山のものとも付かぬものに対して判断する時間も与えずに出費しろと??私の財布を何だと思っているのだ。今日の私の所持金は982円だぞ。そうそう簡単に買ってる場合じゃないのだ。それを知った上での狼藉か?
全体的にそんな雰囲気だったのだがこれより更に上の段階に進んでいるサークルもあり、彼らの冊子を手に取っただけの私に対して「どれに興味もたれました?」と興味を持つことを前提に話しかけてきたのだ。さしてどこにも興味を持っていなかった私であったが(だって一文字も読む時間を与えてくれないのだから当然だろう)、小心者なのでとってつけたようにその時開いていたページを指し示してしまい訳のわかんないことを口走ってしまった。そんな私の態度に相手は更に気をよくしてついには「面白いので是非買っていってください!」と言っちゃったのだった。面白いって…、それを判断するのは私の役目じゃないか?
雰囲気に馴染めぬ私ではあったが本当は今日は目的があってこの会場まで足を運んだのだ。それについては長くなるので割愛。