ガード下のオヤジなみ

シュークリーム・クリスマス仕様

それは私のことである。いやいや、飲んでたのはちゃんとした店だ。忘年会だったのだ。焼酎の種類が豊富で最近はやってるようなタイプの店だろう。流行に疎いのでどういうものがはやってるのか見当も付かんけど。
普段ワインしか飲まない私だが、やはりこの場合は焼酎を飲むべきであろうと、強くもないのにロックでいってしまった。そうしたら舌に来た。もう全然ロレツ回ってないの。くだ巻き始めるし最低。周りの人間には笑われるは物まねされるはで散々である。しかしそれで良いのだ。人間は恥をかくことで強くなり、成長するのである。寧ろもっと積極的に恥をかくべきである。その点を自覚し実行している私は実に立派である。
今日は私の持っている澁澤さんの「血と薔薇」が復刻版であることについて同席した人々のうちの一人に「僕は本物を持っている」と言われたのが悔しかった。「本物」とかいう表現が屈辱的である。人の自意識を刺激する実に巧妙なやり方だ。悔しい思いを相手にさせる場合、相当上手くやらないと自身の人間性を低める危険を孕んでいるが、この人物はその点で非常に上手い、本当にひどい人だ。き〜っ!悔し〜!!と悲鳴上げてたら別の人物が物まねをしてきたので、それに対してもまことに業腹であるが、それ以上に「本物」発言は悔しかった。あんまり悔しくて途中から何を話してるんだか分からなくなり、マグネシウムは水をかけると大変なことになる、などと訳の分からないこと*1を発し始めて自分でも収拾がつけられなくなって大変だった。
もともと今週は体調が悪くって、実を言うと今日は病院で血を抜かれたりしていたので帰りの電車ではまんまと貧血を起こし、たまたま同じ方面だった人は多大な迷惑を蒙ったことであろう。ほんとは貧血以上のこともあったのだが、それはご想像にお任せする。ほんとすみません、Hさん。終電逃した私をわざわざ車飛ばして迎えに来てくれた母、ほんとすみません。いい加減大学生みたいな飲み方(酔い方はオヤジ)から卒業します。ほんとすみません。

*1:本当はナトリウム。マグネシウムじゃなくて。