ジブリがいっぱい

私のバイト先である書店にて、在庫一掃セールと言うか、売れ残り処分と言うか兎に角ジブリのDVDが本来4,700円するところを2,000円にて売り出した。勿論数量限定。しかも今日は店頭には出さず、ここで働く書店員に購入権が与えられていたのである。各々3本ずつくらいしかなく、その事実を教えてくれた同僚は嬉々として私にそれを説明しながらも手には既にトトロとラピュタが。その勢いに乗せられて私もこうしちゃおれんとDVDの置いてあるレジに走った。早くしなきゃ!早く買わなきゃ他の人に取られちゃう!
顔を真っ赤にさせて興奮しながらDVDを検分し、結局トトロと耳をすませばを選んで自分のレジに戻った。そして前述の同僚と「本当はもう1本くらい欲しいんだけど流石に3本は無理だよね〜、でも欲しいね〜」などと談笑。その様はさながら悪徳商法にはまった人のようだ。しかし帰途についてふと気づいた。私は本当にジブリが欲しかったのか?単に周りが大喜びしているところからその対象のものに「価値があるらしい」と判断し、出遅れる前に先手を打つ戦法を取ってしまったのではないか??第一トトロなんて小学生のときに見たっきりだ。日ごろは「となりのトトロ」と書かれているのを見ても「となりのトロロだったらイヤだな」と思う程度の関心しかない。それにそもそも根源的な問題として私はDVDプレーヤーを持っていない。生き様が完全に間違っている気がするが、現時点で私の所有するDVDは既に6本。luceからtraviataに改名すべき時が訪れているのかもしれない。プチ改名。