吸血鬼みたいな生活

夕方5時まで寝てしまった。いや一度昼頃に起きたのだが昼食をとって即就寝。ブタになること必定だ。こういう生活をしていると大学受験を控えた高校3年の頃を思い出す。
基本的に私は大学4年の頃まで*1試験と言うものは前日しか勉強しない主義、というか追い詰められないとやれない人間であったので受験など勉強法に計画性を要求される性質のものが苦手であった。それでも中学時代は塾の予習(復習はしたことがない)があったために日常的に勉強をすることを余儀なくされていたが、高校に入学すると「サボる」という事を学んでしまったために高校並びに塾はサボりにサボりまくっていた。高校の授業などは休める極限まで休んだし、塾の物理の授業は1回しか出なかった。英語なんか高3の9月で授業をとるのをやめた。*2
勿論家にいたって勉強なんかするわけがない。すると受験生の親である私の母は当然ながら「勉強しなさい」と迫るわけだ。それが煩わしいために学校が終わると塾に出向いて授業には出ずに自習室で漫画・小説を読み暮らしていた。しかし夏休みにもなるとそういうわけにも行かない。ある意味追い詰められた私がとった戦略は、常識人と生活のリズムをずらすといったものだ。夕方起きだし朝食代わりに夕食をとる。入浴を済ませて皆が寝静まった頃行動開始だ。といっても本読んだり文章書いたりしてただけだけど。あの頃よく読んでたのは「論語」。よっぽど現実逃避してたんでしょうね。あとは辞書遊びが好きだった。辞書や百科事典の類を床にバーッと広げて、一語調べてはその関連を調べるために他の辞書をあたる、そんな事をしてると際限なくて面白い。それで朝刊が届いたらそれに目を通して就寝だ。そんな私を見かねた母の一言が今でも忘れられない。
「もう勉強しろとは言わないからそんな吸血鬼みたいな生活やめて、せめて人間らしい生活して」
まあ改善しましたよ、生活を。勉強?しましたよ。年明けからね。12月頃には同級生にまで「もうちょっとちゃんと勉強した方がいいよ」と言われましたよ。良い友達を持ったものです、こんな言いにくい事まで言ってくれて。ここまで書いたことを読み返すと私はダメ人間そのもので、ある意味それは否定できないのだが、勉強は嫌いじゃないと言うか寧ろ好きなんですよ。試験のための勉強が嫌いなだけです。言い訳臭いですかね。

*1:院試は流石に1ヶ月ちょっと、計画的に勉強しました。流石に大学出ておいて就職先も進学先もない状態と言うのはきついので。

*2:英語どころか親には塾そのものをやめろと言われた。どうせサボるから。塾をやめろといわれる受験生もそうそうおるまい。