怠惰さが板につく

さてさて、久しぶりの更新です。最初は新居と実家行ったり来たりでネット環境があったりなかったりということで日記書けなかったんですが、3日過ぎるとネット環境に関わらず、まいっか、という心境になるものですね。こういう自分の性向を見るにつけ学生時代に計画的に勉強できなかったことを思い出す次第です。
さて、この日は実家におりました。この日とか言ってる時点でこの日記書いているのが28日じゃないことが明らかなわけですが、まあいいじゃないですか、そこは。なんで実家におったかと言うと母親に「立つ鳥跡を濁さず」などと言われ実家の自室の掃除を求められたからである。本来私にあてがわれた部屋は一室であったのだが、増殖を続ける書籍に追いやられてとてもこの部屋では収まらないのである。ということで隣室(かつて兄が学生時代に使っていた)に徐々に自分の領土を広げ、本来兄の本棚であったところに自分の院生時代の苦労の結実*1を収め、最後には本来の自室を「書斎」、かつての兄の部屋を「寝室」とすることに成功していたのである。人によってはそれを「不法占拠」と呼ぶ場合もあったが。
だけどどう考えても面倒くさい。だってそもそも自分の部屋に収まりきらなかったからそういう事態になっているのに「少なくとも一部屋空けろ」なんて不可能なのである。言うが易し。部屋のキャパシティの限界をちゃんと認識してよ!もっと現実を見て!!などと言って適当にごまかしてけっきょくだらだらすごしてしまった。実際問題私は家庭内実力者なので皆私が怖くて何も言えんのである。一応こちらも多少は言い訳ぐらいしておいた方が良いかと思って「調子が悪い」と言ってみたら母親には「本当だ、病人みたいな顔してる」と言われた。これが素の顔なのだが。念のため鏡を見てみるとなんて事はない。前日酔っ払ってのご帰還だったために顔の洗い方が不十分で、落ちきらなかったマスカラが目の下に隈のようにうっすらと残っていたのである。なぁんだ、合点がいった!と一安心したいところではあるが、顔の洗いが不十分でマスカラが残っている現状というのは別の意味で問題がある気がしないでもない。
夜になると兄夫婦から引越し祝いが届いた。私に限らず元来「妹」という存在は人に甘えやすいものであると思うのだが、引越しすることを兄に伝えた時点で内心引越し祝いを期待してはいた。しかし私ももういい年である。思うだけに収めてその点については何も言わずにおいたのだが、まさか今になってもらえるとは思わなかった。なんだ、もっと前に言ってくれればル・クルーゼの鍋なんか自分で買わなかったのにさ、じゃあDVDプレーヤー。そう言ったら断られた。いいじゃんいいじゃん、DVDレコーダーねだってるわけじゃあるまいしと若干いじけ気味であったのだが、届いたものを見て吃驚。COACHのポーチとスカーフがセットで届いたのである。お兄ちゃん、一体どうしちゃったの!?DVDプレーヤーの何倍もするじゃない!こういう時に妹という立場に生まれてよかったと実感するものである。それもうちは5つ離れてるから尚更だね。年子じゃこうはいかんだろう。お礼に私はいらなくなったデジカメを進呈することを決意。いや、機能的には全く問題がないのですが私の不注意でACアダプター壊しちゃったんですよ。私はチェコに行く前日に新しいの買ったしね。充電できないけれど存分に使っちゃってください、お兄ちゃん。充電したくば自分でACアダプター買い給え。現実の妹なんてこんなもんです。

*1:本当に実を結んでいるかは謎である。