お見合い@談話室滝沢

今月一杯で閉店となる談話室滝沢でお見合いしてきた。仲人は私の大学時代の友達で、お相手は仲人と同じ学科の同級生(仲人と私は学科が違った)。つまり全員女。だって女子大だったんだもん、悪い?女同士でお見合いして。
もうちょっと事情を詳しく説明すると、仲人(面倒なので以下Aさん)から教えてもらった見合い相手(同じく以下Bさん)の日記が大変興味深く、お友達になりたいなぁと思ったらBさんがたまたまメイド喫茶に興味をもたれている方で、私はたった1度とはいえメイド喫茶経験者である。ではワタクシが案内いたしましょうという事になったのだ。閉店が近いこともあって滝沢は大変な混雑振り。カメラを構えて記念撮影をしている人々もいた。かくいう私も記念撮影こそしなかったものの店内の様子はしっかりカメラに収めてきた。
あとは若い人同士で、とは言わなかったが仲人が去っていったので早速Bさんと秋葉原へ向かった。秋葉原は去年の文学フリマ以来である。今回もコースは前回と全く同じで、まず一番最初は黒いスカート丈は長く、エプロンはあくまで白い店に行った。やっぱりこの店は入りやすい。女性同士で来ている人も我々だけではなかったし。ただ壁面を飾っていたリカちゃん人形のスチール写真が全てなくなっており、アニメだかギャルゲーだかなんだか知らんがそれの下絵っぽいもの?専門用語はよく分かんないので下絵としておこう。そういうものが飾られていた。そのアニメだかギャルゲーだかよく分からないものの人気投票も行っており、我々としては投票に参加してみたかったのだがキャラの名前が一切分からないので不可能であった。イラストに名前付けとくなり番号振っとくなりしておいてくれれば適当に書いたものを。無念である。
そして2軒目。2軒目は前回、エレベータから足を一歩踏み出しただけで自殺したくなった店である。「女同士だったら逆に入りやすいかもしれない」「あれから数ヶ月経ったから心の傷ももう癒えた」などとBさんを唆し、再び挑戦することにしたのだが、やっぱりダメでした。店の入っているビルの目の前に立った時点で動悸息切れがし、末端から血の気が引いていった。フラフラの貧血気味である。これがPTSDってやつかもしれない。自分から挑戦しようと誘っておきながらBさんより先にビルに入る気がしない。というか正直言ってその場から立ち去りたかった。でもあの恐怖を私以外の人にも味わって欲しい、理解者が欲しい、そんな想いも同時に私の心に沸きあがっており、Bさんにお願いして先にエレベータに乗ってもらった。乗った時点で「雰囲気やばそうだったらエレベータから降りずにそのまま帰ろう」とお願いし、いつドアが開くかとドキドキ死にそうな思いを味わっていたのだがなかなか着かない。気が動転していたために階数を示すボタンを押さずに静止したエレベータの中で息を殺していたのである。この事実一つをみても私の精神の余裕のなさが窺えることであろう。
そしてドアが開きました。前回の比じゃなかったです。いや、空間のゆがみ具合で言ったら前回の方が圧倒的に強烈だったのだが、ドアが開いた瞬間に見えた入店待ちの人々の数が前回の倍じゃ済まなかったのだ。このままエレベータから降りたりしたら、私は死ぬ。同行のBさんもただならぬ雰囲気を察したらしく、そのまま「1階」のボタンを押して静かに下りていった。
3軒目は残念ながら本日はお休み、メイド喫茶ツアーもそこでおひらきと相成った。やっぱり今日も心が疲れました。今日同行したBさんとはお互いに「合コンに参加したことがない」という点で共通点を見出し、もし今後その機会があったらお互いに声をかけ合おうと言って分かれた。合コンねぇ、行ったことがないんですよ。私は誘われたことがないし、Bさんは学生時代に数回誘われたことがあったものの「くだらん」と一蹴していたそうだ。仲人のAさんと3人で滝沢で会ったときは滝沢の特別室で合コンしたら面白いんじゃないか、という話が出ていたが、滝沢でやるような合コンなら是非参加してみたい。そうでなくとも「合コン」という場でどの様なことが行われるのか様子を窺ってみたい。その心理はメイド喫茶に行ってみたい気持ちに近いかもしれない*1。誰かセッティングして、私とBさんを誘ってください。お願いします。

*1:別に出会いの場が欲しいわけではありません、念のため。