気になる質問

今日は書きたいことが沢山あるなぁ。なんでだ?明日はいつもよりも早く仕事を始めようと思ってるから、本当は早く寝た方がいいのに。
今日凄く根源的な質問をされた。お茶を淹れに行ったら私よりも7日早くこの職場に入った女の子がいて、彼女とは今まで喋ったことがなかったんだけど息抜きにちょっと喋った。そうしたら話し始めた途端に彼女がこう質問してきた。
「社員…ですか?」
私が社員なのかどうか聞いてきたのである。いや〜、多分そうだと思うんだけど良くわかんないんですよ、そう答えた。正直なところ一緒に仕事をしている方がデスクなのかどうかよりも私の立場がなんなのか知りたい。だってかつて私が修士を出た頃にだね、外資系の企業に瞬間的に就職したことがあったんですよ。私としては物理を続けないんだったらどんな会社でも一緒、仕事なんて物理に比べたら容易いし自分に出来ない仕事なんかない。だったら職種よりも待遇と給料の良さにウェイトをおきたい。でも就活如きに時間割いて修論のための時間を削るのは業腹。ということで外資系企業に就職しましたよ。本当に金持ちになろうとしたらそれこそ司法試験でも受けた方が良かっただろうけど、試験勉強面倒だし、そこそこお金があればいいや、そう思ったんす。そうしたらさぁ、就職したての頃は同期が皆妙に生き生きしてんの。ただ生き生きしてるだけなら結構なことだけどさ、不況のさなかこんな企業に就職できた俺たちって勝ち組!みたいな顔してるように見えたんだよ。もっとも今では彼らもそんな風には思ってないだろうけどさ。
私はね、思いましたよ。なんだよ、その程度で満足かよ、志低いよ。研究職で入社したにも関わらず電気回路に全く面白みを見出せない自分に気づいてさっさとその会社からは足を洗ったけれど、未練は全くなかったね。しかし今にして思うと彼らがそんな風に感じたのは仕方ないかも。企業で働く人間の給料としては破格だったからね、能力さえあれば。
そんな面白くもない話はどうでも良いのだが、その会社に就職したときは雇用契約書みたいなのを書かされた覚えがある。予備校の仕事だってアルバイトだったけれど契約書はあった。本屋も。でも今はないんだよねぇ。私はアルバイトなのか?そんな疑問が口には出せなかったが常にあったのだ。
私が社員かどうか聞いてきた女の子はなぜそんな質問をしたかというと、彼女は今月一日から働いているものの、今月一杯はアルバイトで明日から社員なのだそうだ。何でかって言うと彼女が新卒だからだね。卒業前から働いてたんだよ。ただ、その話を聞いて思ったのだが、アルバイトの場合ははっきりとそう告げられるのだという事で、少なくともそれを言われていない私は社員なのであろう。そうだ、きっとそう。そういうことにしよう。ていうか今更そんな些細なことはどうでもいいんだけどさ。仕事の内容は変わんないんだし。