文明からの脱却

忙しさにかまけて電話の事をほったらかしにしておいたら通話料未払いで家電を止められてしまった。ちなみに唯一の通信手段である携帯電話は家でも会社でも圏外で何の役にも立たない。何のために携帯電話を持っているのか悩むほどだ。家電まで止められた今、完全に世の中から孤立していると言えよう。
しかしどうなんですかね。いつでも連絡がつくというのは不便なもんじゃないですか?つい先だっても会社で朝まで仕事して始発で帰って寝てたら会社からの電話で起こされたぞ。「印刷所から問い合わせがあったんだけど」って。どうなんですかね、この文明の利器。世間から完全に孤立した今、改めて通信について考えてみたい。
では手始めに、印刷所からの問い合わせとして起こされる際に、何によって起こされたら爽やかな目覚めが期待できるか考えよう。私はここで伝書鳩を提案したい。足に手紙がくくりつけられた鳩が私の部屋の窓をくちばしで軽やかにコンコンと叩くのだ。そのささやかな音に起こされる朝はさぞかし清々しい事であろう。そうだ。書類だってバイク便なんか使わず伝書鳩でいいじゃん。誰か調教してよ。
なんてね。鳩のくちばし程度で起きられるわけがないんだけどね。