数学に生き様があらわれる

友人の医学部受験生に数学指導。いやぁ、数学に対するアプローチにその人の性格が出るもんですね。今日はその点に気付いて面白かったです。数学に対する苦手意識が強すぎるために、パッと見てすぐ解法が思いつかない問題は「絶対に解けない」と思い込んで手が動かず、逆に「できる!」と思うと分からなくなる前に解かなくてはと慌てすぎて計算ミス。動揺しすぎ。根底に一生懸命さ、必死さがあるのは疑いない事実なのだけれど、ために冷静さを欠いてしまうのでしょう。まるで自分のことを見ているように感じてしまったよ。一生懸命に頑張りすぎて空回りしてね。生真面目で、真剣に生きてるんですけどね。必死さが痛々しい。彼女と私とは趣味も何も全然違うのだけれど、かような痛々しさだけは双子のようにそっくりだ。
たかだか数学にすらその人の人生が浮き出てしまうのだから、私のこの、毎日無駄に長い日記においても同じことが起きているのではないかと思い始めた。ひょっとして、いろんな人に私の事がバレてんじゃないかと思ってね。私の事、というのは勿論、ここに敢えて書こうとはしなかった私に関する様々なことだ。そういうの、透けて見えてんじゃないですかね?違いますか?だとしたら恥ずかしいなぁ、でもそれも人生だ、別にいいや。好きなようにしてください。私ももうだいぶ年なので、ずっと「恥ずかしい!」と思い続けるにはエネルギーが過分に不足、もはや何でもどうでも良くなってきた。開き直り、という事ですね。人生に対して居直り始めた私は来年30歳です。