まぼろし
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- 発売日: 2003/03/28
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彼女はそれほど夫を愛していた、というのはちょっと違う気がする。人の感情なんてそんな一言で言い尽くせるものじゃないと思う。単に愛する夫を失った女性を描くのであればもっと若い女優でも良かったのだと思うけれど、25年も共に暮らしてきた夫を失った女性、となると「愛情が強かった」だけじゃすまないと思う。失ったのは愛する人だけではなくて、愛する人と共に生活するという「日常」も失っているわけだし、それまで無意識にとっていた行動(例えば毎朝夫と朝食をとるとか)すら無意識では行えなくなるのだろう。そんな、列挙しつくせない失ったものたちの存在を、その微笑の中に漠然と感じた気がする。
ていうか私、感想書くの下手だなぁ。自覚は勿論あったけれど、改めて陳腐だと思ったよ。やめときゃいいのに恥ずかしい。そうそう、映画の途中で使われていたバルバラの歌、あれのタイトル知っている人がいたら教えてください。実際のところあれが本当にバルバラかどうかも定かではないし、あの歌声からそう勝手に判断しただけなので違ってたらそれも教えて。