モテない男をモテさせる

今日のテレビチャンピオンは面白かった。40歳前後の年齢=彼女いない歴の男たちをモテさせる技術を競っていたのだが、興味本位で見始めたら思いのほかのめりこんでしまった。途中、どれくらいダメかを歯に衣着せぬ物言いで言われまくってきれちゃってた男性もいたが(あの言い方は実際、言われた方が素直に聞けないような厭味な感じがした)、殆どがはじめは笑顔も見せられずぎこちなく作り笑いばかりしていたのに、次第に自然な笑顔を作れるようになっていたのだ。
最終的な判定方法はタイプの異なる3人の女性と10分会話し、その時の印象の良し悪しをポイントにして総合特典が高かった人に、モテ技術指導をした人が優勝、というものだった。これには3人の女性がそれぞれ一つずつキーとなる質問を出場者に同じように出すのだが、技術指導者がモニターで様子をハラハラしながら見守りつつも、今までの指導を通して自分の心が彼に伝わっていたのなら答えられるはず、と語り、実際に答えられたときにはもう号泣。非モテ男の方は自分の指導者が泣いていることなど知らないはずなのに、答えられたこととその答えた内容*1に感極まってこちらも涙ぐんだりと、妙に感動ムードで大盛り上がりであった。
モテることが人生において一番重要だとは思わないけれど、出場者が3人とも初めよりも、人として印象が良くなっていて、これから先の彼らの人生を思うと、良かったな、と私まで胸が熱くなる思いであった。余計なお世話だろうけれど。これを機に皆さん今よりますます幸せになってください、と祈らずにはいられない、というのはちょっと言い過ぎかもしれないが、面白いことには面白かった。いろんな意味で。テレビ東京のこういう番組作りは、私は結構好きだ。

*1:愛とはどんなものですか?という質問であった。それに対してこの出場者は、相手の全てを許し、受け入れること、と答えていた。