幼稚園で貰って強烈に怖かった本

幼少の頃、毎月幼稚園で絵本を貰える日があり、私はこの日が毎月待ち遠しくてたまらなくて、先生から本を貰うと小躍りしながら大事にそれを抱えて家に帰り、読んだ記憶がある。「ムッシュムニエルのサーカス」など今でもタイトルを覚えているほどお気に入りのものがあったのだが、そんな中にも一冊だけどうしても怖くて堪らなくって、怖いという事を誰かに喋ったら呪われると思い込んでいたので誰にも言わずに一人で怯えていた本がある。
それが、これ
うぉ〜、やっぱり怖い。これ、「なおみ」というタイトルで、谷川俊太郎の作であることは二十歳を過ぎてから知った。リンク先で中身が見られるので是非ご覧いただきたい。私が一番怖いと感じていたページもちゃんと見られるようになっている。実はこの絵本、福音館の「こどものとも」で今年創刊50周年ということで中には復刊されるものもあるらしい。「なおみ」は復刊ドットコムでも百票以上投票*1されており、ひょっとして「なおみ」も復刊される!?と期待したものの、やはり復刊はされないよう。残念。しかし当時、どういう主旨でこれを発行したのかね?多くの幼稚園児は絶対怯えていたと私は確信する。
今調べたら西荻の古本屋に在庫があるらしいんだけどさ〜、3000円だって。当時250円だったのに。12倍。購入にはちょっと躊躇い感じる値段だよ。誰かプレゼントしてください。

*1:勿論私も投票済み。