だらだらと過ごす休日

甥っ子が遊びにきたので相手をする。父が孫可愛さ故に周囲が驚くくらいに道化た振る舞いをするともう大泣き。年配の男性が苦手らしい。面白いので携帯でムービーを撮り、大きくなったら本人に見せ付けようと目論んだのだけれど、大きくなるのが待てずに撮ってすぐ見せたら自分の泣き顔と鳴き声につられて再び大泣き。気を取り直して「ねこちゃんのところにいこうか?」と抱っこしたまま猫のベッドに連れて行くと今度は甥っ子は大丈夫だったのだが猫のほうがダメだった。相手を威嚇する声を出して大変大人気ない。また甥っ子が泣いたらどうしようかと思ったが、猫の威嚇声はどうってことないらしい。へらへらしていた。
甥っ子が去ってから暫し午睡をとったのだけれど、日曜日の午後に、翌日の仕事のことを考えて昼寝をしておこうと思えるくらいに余裕があるというのは素晴らしいことだと思う。月曜から土曜まで朝から終電まで下手すると帰宅できないくらいの勢いで働き、尚且つ週に一度の休みもつぶれがちであったりすると、日曜日に昼寝なんかしてる余裕など持てないのだ。今遊んでおかないでどうする、って。忙しいのに日曜日もちゃんと外に出てて偉いね、と私に言った人がいたが、そういう人は普段然程忙しくないのでしょう。忙しいと本人は思ってるかもしれないけれど、本当の忙しさというものは経験していないはずだ。兎に角今の私は日曜日は家でゆっくりしていられる側になったので、人間らしい生活が送れてよいと思う。リラックスついでに塩サウナにまで行ってきてしまった。
塩サウナってすごいのね。衝撃的発汗量。そして風呂から上がると矢鱈肌がすべすべになっていて喜ばしい。しかしああいうお風呂に行くと驚くべき光景を目の当たりにするので、塩サウナ以上に健康効果が高いかもしれない。目にする光景というのは、人間の体の限界というか、太った女とはいえ若ければ張りのある腹部も、老いるとその張りが失われ下腹部に人間の肉の襞が形成されている状況。そういう光景を見るたびに人間の体の可能性の幅広さを感じたりするのだけれど、流石にあの襞を有する人間にはなりたくないと思うので健康的な体作りに対する意識が高まる。家帰ってから腹筋しようかな、とか。もともと体を動かすことが嫌いで学生時代には駅の階段を登るだけで息切れ眩暈をするレベルだったのだけれど、この年になると健康のためには適度の運動が欠かせないことが身にしみてくるものでもあるし。ということでそろそろ本気でヨガでも始めてみようと思います、と書きつつも眠いので今日はこれで就寝。腹筋なんかまるでやる気ない。まあいいや、おやすみなさい。