久しぶりに読書してます

これまで若干気にかかっていた本が文庫になったという事でこの週末に購入。絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」と奥田英朗「イン・ザ・プール」。絲山秋子はあんまり好みじゃないかもしれません。もっと読めば印象が変わるのかもしれないが、私にはそんな時間は残されていないのです。別に死ぬわけじゃないけどさ。読みたいと思っている本が死ぬまでに読みきれるかどうか分からない状態で「印象が変わるかもしれないから」などというモチベーションで読書する余裕はないのです。気が向いた、或いは誰かにプレゼントされたら読むかも。
「イン・ザ・プール」、面白い。まだ「イン・ザ・プール」に収録されてる「イン・ザ・プール」しか読んでないけど、楽しめました。沢山読んだら飽きるかもしれないけど、今の時点では面白い。
それから風呂本のストックがなくなり、また風呂の中で読むのに適した軽めの本がなかったために黄色い本屋へ。目ぼしい物なく何となくさくらももこ購入。「そういうふうにできている」。昔(10年以上前か？)はそこそこ面白く読めた気がしたのだが、これはそうでもなかった。ここまで書いて読み返してみると、あえて「読書してます」などと言えるような行為はしてないね。ブンガクでもラノベでもなんでもよいのだけれど、読み応えがあって、その世界にグイグイ引きこまれて、読んでる最中興奮しちゃって気分が高揚するような、そういうインパクトのある作品を読みたい。読み終わった後若干、現実世界に戻るのに時間がかかるような、そんな感じの。
そういや去年Thornさんに教えてもらった「消失トリック」はよかったなぁ。忙しい人間には最適な長さだったし。ああいう作品もっとプリーズ。