小学生のネーミングセンス

朝、駅に向かう道中で登校途中の小学生の一団と出くわしたのだけれど、その中の一人のニックネームが「レモン汁」だった。何故。どういう経緯でこのような名がついたのか非常にこ興味を覚えたのだけれど、実際の所はきっと大した事じゃないのだろう。遠足で弁当と一緒にレモン汁持ってきてたとかさ。大人だったらよっぽどのことがない限りこんなニックネームを付けられることはないし、そもそも「レモン汁」をニックネームにしようという発想がないが、子どもと言うのは事実と状況に対して素直で自由なものなのだね。
そういや子どもの頃、みつあみしたまま寝て翌朝それをほどいて髪にウェーブをつけることを「貧乏パーマ」と呼んでいたが、これも結構なセンスだ。これ以上ないくらいにストレートな表現に今更ながら脱帽。だって本当に貧乏くさいよね、貧乏パーマって。
非常に残念なのは先だってちるさんが拙宅にいらした際に発掘された私の高校時代の「修学旅行報告集」なんだけど、この報告集は上に書いた小学生の一団と同じようなエナジーに満ち溢れていた*1。小学生が発する場合には面白いのに、そして確かに高校生にもなって同じノリなのは死ぬほどおかしいのだが、それが母校のものであると思うだけで大変遺憾であった。「一応都立の中では進学校だったんだけど…」とおずおずと遠慮がちに申し出た私に対するちるさんの返答は無情にも「絶対違うと思う」であった。確かにな。

*1:あるグループの報告には比叡山が「比えい山」と書かれており、叡の字くらい漢字で書けばいいじゃんね、と言いながら先を見たら「びわ湖」「おしょうさん」と書かれていた。しかもすっげぇ汚い字で。