気になる名まえ

今、非常に気になる名まえがある。それは、桜塚やっくん。桜塚、という苗字の後には星史郎という名まえが続いて欲しい、という話をしているのではない。苗字は別にどうだっていいのである。私が嫌なのは(そう、結局「気になる」んじゃなくて「嫌」なの)、名まえがちゃんと名まえの体裁ではなく、「やっくん」というニックネームになっていること。彼の名を口にするときに親しさも愛着も何もないのにニックネームみたいな名を発することを余儀なくされるのが気に障るのだ。「やっくん」って、私別にアンタと友達じゃないし、って。
「桜塚やっくん」氏が何をやってる人なのかいまいち分かってないし興味もないので実生活で彼の名を口にすることは皆無なのだけれど、その名を目にするにつけ「もし人と会話しているときに彼の話題が出たらニックネームとしか思えない名まえを口にせざるをえない」と思うだけで、おぉ嫌だ！今からそのようなシチュエーションを予期して戦々恐々としているワケ。何が嫌かって、「クラスメイトは全員友達！」的な、実際には全然友達でも何でもないのに友達らしさ強要しているかのような点だよ。ニックネームを口にするだけで表面的には友人っぽくなっちゃうじゃん、如何わしい。
ジャニーズの山ピーを山ピーと呼ぶのは全然問題ないんだよ。だって彼にはちゃんと名まえらしい名まえがあるわけで、ということはつまり名まえを口にするときに口にする側に選択の自由があるわけじゃん。山ピーの場合は私が彼のフルネームをよく分かっていないから仕方がないというだけだし、愛称で呼ぶのが嫌になったらフルネームを調べてそういいかえるようにすればいいけれど、やっくんの場合にはそのような自由度を呼ぶ側に許していない。どうあってもやっくんと呼ばざるをえない、その親しさの強制のようなものが真に嫌だ。早く改名してくれないかな〜。ちゃんと名まえらしい名まえに改名してくれたら、その暁には一点のくもりもなく心から彼を「やっくん」と呼べるのに(というのは多分名まえらしい名まえは覚えられないから)。しかし彼がフツーの名まえだったら多分私は今でも彼の存在を認知していなかっただろうから、そういう意味で芸能人としては人に注意を向けさせる良名と言えるのかもしれない。