我が身を振りかえって思う

なんだか私という人間は30歳にもなって未だ青臭くって自意識が強くって痛々しくって、生きるのがさぞかし大変なことだろうなぁ、と我が身を振り返ってみたらちょっと面白くなってしまった。だってほんとに大変そうだよ?私。自分を客観視して「大変そうだなぁ」と感想を持っているという状態が面白い。昔から「私ほど凡庸な人間はそういない」と思っており、なんとつまらぬ人間かと嘆息したものだけれど、最近では「ひょっとしたらちょっとだけ変わった人間かもしれない」という気がしてきて、そうだったら面白いな、嬉しいな、などと思ったりしております。それがささやかな私の幸せ。いや自覚あるんですよ、ちゃんと。大まかには大体凡庸だと分かってるんですよ。だけどね、変わっている、つまり人とはちょっと違った何かがあるかもしれないという希望を持つことで日々を幸せにすごせるのなら、それでいいじゃないですか。凡庸さからの現実逃避だろうか。まあいいや。