3歳児と遊ぶ

今、99%書き終わった日記が消えた。マウスジェスチャーを使い過ぎだ。ショートカットも。だから時々手が勝手に動いてこういう悲しい事態になるんだ。あー、もういやんなっちゃう。また同じ内容を書くの? ウンザリだよ。

大学時代に非常にお世話になった先輩のお宅に遊びにいった。先輩のところにはもうじき3歳になる男の子がいるのだけれど、これがもうかわいいのなんの。何をしてもかわいいので「かわいいねぇ、いいこだねぇ」と言っていたら「いいこじゃないよ」との返答が。「いいこじゃないの?」「いいこじゃないよ」「いいこじゃないなら、くすぐっちゃおうかな」、そういってくすぐりはじめたらキャッキャキャッキャと悲鳴をあげ、合間に必死に「いいこです! いいこです!!」と言っていた。

しきりに「いっしょにあそぼ〜」と声をかけてくるのでおもちゃのレールを敷いて電車遊びにつきあい、駅で電車をまっている人の振りをして「電車まだかな〜」というと「でんしゃはつうかしま〜す」といわれた。な、なんで? いじわる? とおもいつつ「えー。なんで?」と聞いてみるとしばし黙り込み、そして「でんしゃはおなかがいたいのでつうかしま〜す」だって。おなかがいたい電車って…。子どもの発想ってすごい。
ほかにもいろいろ面白かったエピソードはあったのだが、一度書いたのに消えてしまい気力減退したので書くのをやめる。ちなみにこの先輩は学生時代には大学の近くに住まわれており、私が卒論、修論などで多忙のおりにはよく泊めて頂いたのだが、夜中の1時2時にお宅に伺うと、すぐにあたたかくておいしい食事が出され、私が食べている間にお風呂をいれてくれ、入浴して出てくると既に布団が敷かれており、寝る前には凝った肩をほぐすべくマッサージをしてくれたものであった。そして今日も、お昼のみならず夕食まで手料理を振る舞ってくれ、おいとまするときにはお土産を持たせてくれ、駅に向かうタクシーに乗り込もうとするとタクシー代金を運転士にさっと差し出してくれるのであった。できた人だ…。すごい人だというのは学生時代からよく知っていたつもりだけれど、今日、あらためてそのすごさを再認識した。おかげで駅につくとタクシー運転士からおつりまで手渡されちゃって、ちょっとしたお駄賃をもらった計算になっちゃったよ。お宅にお邪魔させてもらったのにここまで至れり尽くせりでいいのだろうか。もうすぐ31歳だというのにさ。しかしここまでのことは、誰にでもできるものではないね。私なんか隙あらば自分でできることも人任せにしようと虎視眈々と狙っているというのに。でもそれも私が割と面倒見の良い人に恵まれているためだもんね。きっとそういう星のもとに生まれたに違いない。じゃあ仕方ないじゃん。私はしあわせだなぁ、いろんな人に世話を焼いてもらえて。末っ子体質とでも言おうか。…すこし悔い改めます。