胃弱に感謝

実家がそう遠くないと頻繁に帰ってしまえるのであまり家を出た実感がないのだが、久しぶり(といっても10日も経っていないと思うけど)に会ったねこのたびちゃんは私の顔を見て非常に喜んでいた、と思ったら私が実家に戻ってきたのが丁度夕食前でたびちゃんが一番お腹のすいている時間帯だったので、単にごはんをせがまれただけに過ぎなかった。残念。こころなしか毛皮の柄が変わった気がするのだけれど、やはり気のせいだろうか。なにそれ、ねこの柄なんて変わる訳ないじゃん、と思った人は浅慮というものだ。事実たびちゃんは子ねこの時分にはクリーム色といっても差し支えない程の穏やかな毛色だったのに、現在では大分焦げ茶色である。どうしちゃったのかしら。昔は焦げ茶色の部分と言ったら耳としっぽと鼻先くらいだったのに。今、8割がた焦げ茶色である。おかげで四肢の足袋柄の白が際立っている。
実家に帰ると相変わらず自動的に食事が出てきて、それは非常に喜ばしいことなのだけれど、一度の食事で出される品数が多すぎるのが難である。どうりでウチのお母さん糖尿病になっちゃった筈だよ。明らかに食べ過ぎ。一品一品はヘルシーかもしらんがね、総量が多けりゃ何の意味もない。そしたら「でもあなたはまだ若いんだからこれくらい食べても大丈夫よ。お母さんはもう食べちゃいけないけれど」だって。そういう思想で食事してるから糖尿病なんじゃんねぇ。というわけで控えめにしてもらったのだけれど、それでも普段自炊している時よりも食べ過ぎ。あー、まだ胃がもたれてるよ。しかし私は胃弱故に糖尿病および肥満を免れているのかもしれない。あんまり食べると気持ち悪くなっちゃうからなぁ。胃弱に感謝すべきなのだろうか。