机の上を片付けなかったらB型と言われた。

昼休みのこと。ふと隣の男性の机の上を見ると異様に片付いている。とてもそこで人が仕事をしているとは思えない片付き方で驚嘆。いやちゃんと仕事してんだけどさ。昼休みで外に出ると言うことで机の上を片付けてから去っていったらしい。それに対して私の机の上に目をやると、それまで使っていた赤ペン、マーカーのたぐいが隅っこに追いやられているだけで、基本的に「片付けた」と言うよりは弁当食べるのに邪魔な物を隅に寄せただけ。几帳面な人もいるもんだなぁ、と感心しつつ向かいの席の女性に「見て見て〜、この人の机の上、すごい片付いてるよ。偉いねー」と言うと、「あ…、でも、私も昼は片付けちゃうかも」という返答が。え!?と驚いてパーティションの向こう側にある彼女の机を覗き込むとえらい片付いている。にわかに狼狽え「え…、みんな片付けてるんだ。私も片付けようかな…、でもいいや! どうせすぐまた散らかるし!」。…なんですぐ物事がどうでも良くなっちゃうんだろうね、私は。
そんな、半ば独り言のようなことを言っていたら驚いたよ。向かいの席の女性に「B型ですか?」って言われた。最初何の話をしてるのか分かんなくて一瞬考え込んでしまったが、血液型の話だよな。なんで片付けられないとB型なんだよ! そして私の血液型はA型だ! 神経質だし、めちゃくちゃA型っぽいじゃん、と普段だったら絶対思わないようなことを思ってしまった。ていうかもういい加減、人間の性質と血液型を関連づけるのやめようよ。とりあえず彼女には「えー、A型だよ、結構神経質だし」と返してみたが、全然A型に見えない、と言われてしまった。だからなんなんだよ! A型らしさってさ!
血液型のことはさておき、子どもの頃は非常に神経質で几帳面、物事が秩序だっていないといてもたってもいられないくらいであったのだが、いつのまにやらこんなラフな性格になったんだが。あぁ、思い出した。神経質で生きていくのに疲れたんだ。だって、疲れるよ。すべてのことに対して完璧に、美しくやろうとするのは。相変わらず本の管理に関しては結構神経質ではあるが、それ以外の、さほど重要じゃないことに関してはもう諦めたというか、諦めた途端に性格が極端だからだいぶどうでもよくなってしまったのだなぁ。まあ、ラフな性格の方が楽だからいいんだけどさ。