へんな夢をみた

本日も風邪ひきでダウン。今の調子なら明日は仕事に行けるだろう。校正は、ずっと作業を続けてると本当に飽きてくるしウンザリするんだけど、結構楽しい。仕事していないと、早く仕事をしたい、などと思うし、いざ朝になって仕事にいくとなると面倒くさくてウンザリ。あ、でもこれは校正だけじゃなくてどの仕事をしててもおんなじか。どうせ労働にむいてませんよ、私は。
体調不良で寝ている間も変な夢はいくつかみているのだが、先週ひさしぶりに猛烈におかしな夢を見た。私の人生において一番おかしな夢は中学3年の頃に見た、東京ドーム的な施設の中央に作られたひょうたん型プールに『もやしっこ』という形容がぴったりの貧弱ボディの二十代の男がぶるぶると震えながら、意を決して銛を持ってプールにとびこむとそこにはクジラがおり、男がクジラに銛を突き立てるといきり立ったクジラが水面に浮上、水面に対して垂直になって怒り狂いながら村主章枝も真っ青の超高速スピンをしはじめ、プールサイドでそれを見ていた私は大爆笑、その自分の笑い声がウルサくて目が覚めた、という夢なのだが、先週見たのはそれには劣るものの十分どうかした内容だった。
場所は多摩川なのだが、夏の盛りの湘南の海なみに人の群れが河原におり、『海の家』ならぬ『川の家』みたいなものも多数設営されていて、その川岸にそって父と兄と夫と上流に向かってぐんぐん歩いて行くのだが、その目指す上流に何があるかというと潜水艦があるのであった。ホラ、ハワイとかグアムとかにある観光用の潜水艦ね。で、なぜかその潜水艦のある領域のみ川の水深が15mくらいあって、川底はプールみたいにコンクリで平らになっている。潜水艦は多摩川において一番人気で、乗船(乗艦か?)の順番を待つ人の列はたいそうな長さになっている。我々はなにをしているかというと、乗船場所で自分たちの順番を待つでもなく、対岸で空くのを待っているのである。で、いよいよ乗船客が少なくなり、順番の最後の男性(三十代後半)がひとり、喜び勇んで乗船し、岸で待つ家族に楽しげに手を振っていると(ちなみにもう片方の手には銛が握られていた)、入り口のドアが閉まる前に潜水艦発進。ちなみに潜水艦の形状は地方によくあるワンマンタイプ、1両編成の電車によく似た感じで、運転席の近くにドアが1つあるだけで、中は電車と違って座席がない、というつくりだったのだが、その状態で川底に向かって発進したものだから当然ながらあっという間に艦内に水があふれた。川岸にいた人々が全員一斉に『ドア! ドア閉まってない!!』と叫ぶと、潜水艦を運転していたTOKIOのあの太りやすいヤツ(名前が思い出せない)が慌てて潜水艦を浮上、乗船していた男性は事なきを得たのだが、命からがら脱出した、といった風情のその男性は川岸に上がると腰が抜けてしまって顔面蒼白。ガクガクブルブル震えていたのであった。落ち込んでいたのは無論、運転していたTOKIOのあの太りやすいヤツで、私と父と兄は彼を囲むようにして『大丈夫だよ』『いつもはちゃんと運転できてたじゃん』『たまにはこんな事もあるよ、気にするなよ』と半泣き状態の彼を慰めてやったのであった。