ショコラが、ショコラが

火曜日のこと。テレビを見ているとトシ・ヨロイヅカが出ていて、うまい棒を食べてランク付けをするという。よくこんな有名パティシエにうまい棒を食べさせたなぁ、と感心しつつも、私のとぼしいうまい棒体験から一位は『なっとう味』と根拠のない自信をもって予想。果たして結果は予想通りだったのだが、その理由はやはりあのネバネバ感にあったようだ。あれは衝撃だもんな。乾ききった食品を予想して口に含むと思いがけずにネバネバするからな。袋をあけた時点で臭いし。なっとう嫌いのちるさんにプレゼントしたらさぞかし嫌がられる事だろう。
ほかの味についてもトシ・ヨロイヅカが評価していたのだが、『ココア味』に対して「ショコラの風味がしない」とショコラが、ショコラが、としつこい。おい10円の菓子だぞ、無理いうな、ショコラの味なんかするわきゃないだろ、などというのはきっと凡人の意見で、やはり何かを極めた人というのはたとえ10円の菓子と言えども妥協は赦さないのだろう。でもって『エビマヨ味』に関しては「ラングスティーヌの風味があるといい」と。ラングスティーヌだと? ショコラよりひどいな。この浮世離れっぷりが凄すぎて驚きつつも爽快な面白さを覚えたぞ。
しかしこのトシ・ヨロイヅカ、こんなことを言いつつも『きのこの山』『たけのこの里』のプロデュースをしたことがあるらしい。『きのこの山 クラシックショコラ ベルギー風』『たけのこの里 ピスタチオ 森のエメラルド』だって。森のエメラルド。クラシックショコラからはちゃんとショコラの風味がしたのだろうか。