夫の呼び名について考える

人前で夫について話をするときの夫の呼び名について、つねに若干の逡巡がある。この日記では『家人』と書くことが多いが、会話で家人とか言っちゃってもねぇ。通じないかもしれないしねぇ、相手によっては。多くの人は『ダンナ』と言っている場合が多いような気がするが、これには私はちょっと抵抗感があるので使いたくない呼び方である。正直言うと『ウチの宿六』とか言いたいのであるが、どちらかというと私の方が宿六なので適切ではない。宿六の意味、宿のろくでなしだって。それはまさしく私のこと。宿のろくでなしかぁ。
というわけで仕方なく人前では『夫』と言っているのであるが、なんかもうちょっといい表現がないかね。そういや妻や子については『愚妻』とか『豚児』とか結構ひどい表現があるが、夫にはあるのかね。あんまり思い浮かばないぞ。そして今、ここに書いてみて改めて思ったのだが、『豚児』というのは本当にあんまりな表現だと思う。そこまでへりくだらなくても。豚の子じゃなくておまえの子だろう。じゃあなにか、おまえが豚か。ああそうか、それじゃあ仕方ない。
夫を表現する言葉に関する情報、募集します。