嫌な予感

うちのやつの最近の話題は専らH5N1型インフルエンザなのだが、今日も仕事から帰るなり「タミフル備蓄しようか?」とか「鳥インフルはなんでも感染するからたびちゃん(ネコ)もかかるよ」とか非常に縁起の悪い事を言われて半泣き。たびちゃぁ〜ん、と叫んでいたら急に思いついたように「たびちゃん大丈夫だ! 家から一歩もでないから感染しない!」と。そういや昔、私がかなり微妙な感じの出版社で働いていた時に、仕事で鳥インフルに詳しい某研究所の先生と話をしたときにも『感染しない為には家から一歩も出歩かないのが一番』と言われた記憶が。家から出ないで生活するなんて無理じゃん、だったら絶対感染しちゃうじゃん、と内心で思ったものだが、家から一歩もでない人生を送っている者が身近にいたのを忘れていた。
パンデミックに備えてタミフルを購入しておく、などというのは考えただけでもイヤ〜な感じがする。だってさ、タミフルだって実際どれくらい効くのか分かんないしさ、けど奪い合いになったりしてさ、人を蹴落としてタミフルを飲んだとしても結局は死なない程度には苦しかったりしてさ、で、周りの人にいろいろ迷惑をかけて自分だけ最後まで生き残りそう。周りの人は死んじゃってたりするのにね。嫌な感じだ。私は前々から予感しているのだけれど、大地震が起きたり戦争になったりした時に、すぐにへこたれて泣きべそかいて「もう生きていけない」とかなんとかいっていろんな人に迷惑かけながら、最後までしぶとく生き残りそう。嫌だなぁ。パンデミックが起きても絶対生き残っちゃうよ。根性ないわりに生命力が強すぎる予感。