ギネス・ケーキを食す

引越しの準備が全く捗らない。そもそも『片付ける』という行為が苦手なのである。動かなくても手を伸ばせば欲しいものが手に入る、そんな散らかり具合がスキ! そのうち人型の空きスペース以外は物が散乱している状態にまで至るのでは、そうなったらちょっと面白いぞ、と思うのだけれど実際にはそこまでは散らからず、別にやや、いや大分雑然としているだけである。あ、不潔じゃないですよ。食べカスとか落ちてないし。ただ散らかってるだけである。
要るものと要らないものを分別するのが面倒くさく、とりあえず手当たり次第段ボールに詰めているので結果的に同じ箱の中になぜかエスプレッソカップと靴が同居、などという事態に陥っているのだが、このまま新居に引越したら今度は開梱するのが非常に面倒くさくて段ボールに埋もれた生活をするに違いあるまい。ということはつまり、長らく開梱されない箱に入っているものは日常生活において全くの不要物であるということなので、開梱せずともそのまま捨てちゃえばいいじゃん。…それができたらどんなにいいか。そもそも捨てられない性格だから散らかってるというのに。
と、あれこれ考えている間、むろん手は止まっているので全く片付かない。イヤンなってティータイムに突入。昨日のサーティーズでgraceさんからお手製のギネス・ケーキをいただいたのだが、これが大変に美味。前からお菓子作りが上手そうだなぁと思っていたけれど、本当にうまかった。生地のきめ細かさとしっとり具合にスキルの高さが表れている。孤独死から逃れる会のメンバーではちるさんがとても料理上手で、graceさんがお菓子担当になることにして、他の人々の料理方面の技術はよく知らないがきっと他に何らかの特技があるでしょう。掃除とか洗濯とか。あー、もういろんな担当が他の人に決まっちゃったなぁ〜。じゃ私はマスコットということで。昼寝の係でも可。