人間性が試される

今朝、昨日のうちに用意しておいた弁当を冷蔵庫から出し、バッグにしまおうとしたら転んで弁当が床にぶちまけられた。あー、私のサンドイッチが。そして家ん中で転ぶってどうよ。やり場のない憤りを心中でうちのやつにぶつけた。アンタのせいで転んだ! と。まさにやつあたり。相手が既に家を出てしまっていたのが救いである。いたら実際、文句言ってたかもな。勝手なものである。本当は昨日、スーパーで買い物したときエコバッグを持ってくのを忘れたためビニール袋に入れてもらわざるをえず、かつ帰ってからその袋を片づけずに床に放置してた私が悪いのだが。床にビニール袋なんかあったら私が転ぶかもしれないから、うちのやつが片付けてくれたらよかったんだよチクショウ。あるいは私のバッグにエコバッグをそっと忍ばせておいてくれたらよかったんだよチクショウ。
今日のお昼がおじゃんになったという現実をすぐには受け止められず、とりあえずサンドイッチを詰めなおして持ってきているのだが、冷静になったいま、これを食べるのは不可能だよなぁ。あぁ、あの時私がきちんと現実に向かい合うことができたなら、今こんな無駄な荷物を抱えることもなかったのに。思わぬ事態に直面したとき、人間は弱い。否、私が弱い人間だからちゃんと対処できないのか? こういう局面で人間性は試されると思います。あー、おなか空いた。朝はいつも何も食べないのに、サンドイッチのことばかり考えてたらおなかが空いてしまった。なのに私が抱えているのは口にすることを許されないサンドイッチ! ああ無情。おなかが空いた…。