肥大化を阻む

久しぶりに体重計に乗ったら、質量が増加していることが判明。いつのまに背が伸びたのかなァ、などとたわけたことを言っている場合ではない。育つというより老いるといった方が適切なお年頃である、質量増加といったら単に太ったに決まっているのである。子どもの頃から軽量型であったために『太る』という概念が希薄な私は、どこかで「私が太るわけはない」と思い込んでいるフシがあるようで、3年前に人生において最高質量を記録したときなどは体重を測定するまで肥大化に気づかず、職場のトイレにあった全身がうつる鏡を見るたびに「この鏡、太ってみえるなァ、歪んでんのか?」と本気で思っていた。このままでは肥大化の一途をたどってあっという間に肥満漢である。ピンチだピンチ。ダイエット。
ダイエットといってすぐに実行できるのは間食をやめることである。お腹が空いたと感じたときに「私は本当にお腹が空いているのだろうか。気のせいではないのであろうか」と自己の内面と向き合うことで無駄な摂食を阻止するのである。
そうすると大概が口さびしいだけで、真実にお腹が空いているわけではないことが判明。そう向き合ってやはりお腹が空いているのであれば、食べたほうがよかろう。必要なカロリーをとらなければ健康に差し障りがでるし。
などと書いていると私はきちんと体重をコントロールできているように思えるが、実際はねぇ。自己の内面と向き合うって、疲れんじゃん、面倒くさいし。やれて1〜2回だね。多少の体重の増加が見られてもこれまで肥満漢にならずに済んだのは、全部胃弱のお蔭様である。胃ィ弱いから食べ過ぎるとおかしくなるんだよ。ああ体に悪い食生活。ということで肥大化傾向の見られた現在、胃弱フェーズを待っているところである。おそらく週末のタイ・フェスティバルで辛いもんを食べ過ぎたときに、それはやってくると思われます。ああ不健康な生活。ということで不健康さを打ち消すべく、今日はヨガに行ってまいります。