気配りに感心する

今の職場での仕事も今週いっぱいである。先週木曜夕方から別のグループの校正を任されたのでにわかにやることができ、暇をもてあますこともなくなったのであるが、本日午後、早々にその作業も終わってしまった。あと残り4日間、どうやって生きてゆけばよいのであろうか。
職場の方がお昼過ぎに人々に饅頭を配っており、私もいただいたのであるが、これ、どうしたんですか?と尋ねると、奥さんのお母さんが旅行に行ったお土産だという。なに、婿の職場に気配りしたってこと? すごいなぁ。気遣いの人だね。私なんか割とよく旅行に行くくせに面倒臭さが勝って大体お土産は省略する。旅行先で買ってくるにたるお土産が何なのかよくわかんないんだもん。シンガポールでは一応土産を買ったのであるが、ゴマのついたクッキーって、シンガポールじゃなくても何でもよいようなもんじゃん。シンガポールらしくって配りやすい土産って何さ。全然わかんない。ウズベキスタンの時なんか、「たぶん何もないと思いますが、何かあったらお土産買ってきます」と職場の人々に伝えたら「や、遠慮しときます」って断られたし。
ところで先週はあまりにヒマで、時間つぶすためにトラベルコで各国の旅行代金を調べ夢想していたのだが、夢想が過ぎて急遽韓国に行くことにしてしまった。ヒマのせいで出費。ヒマ手当てつけてほしい。旅行代金はエアーとホテル2泊、燃油サーチャージ込みで9700円。いつから海外旅行はここまで安くなってしまったのか。韓国ではいろいろ美味しいものを食べたいので一人で行くのは得策ではなく、かといってうちのやつは平日は労働なので休めるわけもないということで両親を連れてゆくことに。母の日にプレゼントするのを忘れてたからちょうどいいし。旅行に連れてゆくと言ったら大喜びで「滞在中の費用はこちらで持つから!」とのこと。正直言って目論見どおりである。わーせこい。32歳にもなって親をあてにしてほんとせこい。
韓国行くか聞いたら即答だったくせに「お母さんいつもあなたに、あんまり一人で海外行くのやめなさい、サトウ(仮名)さんがかわいそうでしょ? って言ってたのに、自分が行きたいと思ったら止められなくて、本当にサトウ(仮名)さんに申し訳ない」とクドクド言っていた。やー、人間、己の欲望に忠実なほうがいいもんですよ。ということで今月末、今年3回目の海外旅行である。わーい。