昔習ったこと

先日、若島正の『ロリータ、ロリータ、ロリータ』を読んだことによって、現在『ロリータ』を再読中。こんな記述があった。

靴型ををした浴槽があり、そこにつかるとマラーにでもなったような気分だが、私を刺し殺す白い首筋をした乙女はいないのだった。

あー、シャルロット・コルデーね、って、よく憶えてんな。どうして10代の頃に憶えたことって、歳をとっても忘れないんだろう。昔のことって憶えようとして憶えたことじゃなくても記憶に残っていたりするので吃驚。今なんか憶えたくても憶えられないのに。今憶えられない言葉の筆頭、『ナゴルノ・カラバフ』。なっかなか憶えられん。行ってみたいのに地名が憶わらなければ、一生辿りつけまいよ。