本の間にアレが、顔の上にアレが

電車で私の隣に座った男子高校生が、右手で生物の教科書を開き熱心に読み込みながら、左手も熱心にハナクソをほじくっていたのだが、電車を降りる時に車内に放置されてた空き缶を拾って持っていった! その缶は彼が電車に乗る前から置きっぱなしになっていたものなので、確実に彼とは何のゆかりもない缶なのだが、なのに拾っていったのである。ハナクソほじってたけど、いい子だったんだなぁ、と感心してしまったが、空き缶拾ったからってハナクソを車内に捨てた罪は購えまい。最初は生物の教科書の間にハナクソを落としてたんだけど、次第に電車の床に落とすようになっていたからなぁ。
本の間にハナクソを落とすというのは悪魔の所行だ。本を異様に大事にする私だったら考えつくことすらできない行動である。本を読んでる最中にこういうことをやる人がいるっていうこと、知りたくなかったなぁ。図書館の本を読むのがイヤンなるよ。これまでも「トイレに入ってから手を洗わずにこれを読んだかもしれない」などといろいろ予測はしていて、だから図書館の本を触ったあとは手を洗うようにしているのだが、ああいうことをするんじゃ、うっかり仰向けになって本を顔の上に掲げて読んだらピンチじゃん。ひぃ〜!! 顔! 顔の上にアレが! リアルに想像してしまった。