昨日に続いて昆虫の話

ホルモンには男性ホルモン、女性ホルモンなんてのがあるというのは無論承知だが、昆虫ホルモンというものもあるそうだ。まちがって昆虫ホルモン分泌されてたらヤだな。体臭がカブトムシみたいになったりして。ふと妄想。ハゲ親父に昆虫ホルモンが分泌していて頭部が肌色のツヤツヤじゃなくカブトムシ的ツヤツヤに。サラダに入ったキュウリに色めきだって飛びつき、娘に「お父さんやめて! 恥ずかしいからやめて!」と泣きつかれる。
無論、昆虫ホルモンの働きはこのようなものではない。かといって働きを正確に知っているかというと、曖昧にすら知らないが。ちなみに昆虫ホルモンのなかで特に有名なのは変態ホルモンだそうだ。あー、また妄想の世界に入ってしまいそう。
昆虫の世界の面白さはまだまだ広がりがある。というか、これまで書いたのは昆虫の面白さというよりは全面的に私の妄想の話だが、以下はほんとの昆虫の話。ネジレバネ類というのがいるらしいのだが、幼虫の頃は雌雄ともに活発に活動するのにもかかわらず、雌のみ、成虫になると目も触角も足もなくなって、機能は卵製造オンリー。これぞほんとの子を産む機械! 切ない。なんて切ない一生かよ。己の存在意義に悩む、ような脳はもっていないのか。あぁ…。
それからオスの幼虫はアリの体内、メスの幼虫はキリギリスの体内で成長するやつがいるらしい。アリとキリギリス。虫に寄生する虫。ものによっては雌のみそのまま成虫になる種がいるらしい。成虫の雌がほかの虫ん中いたら、交尾はどうすんだよ。すごい苦労だね、雄にとっては。というか宿主が一番迷惑か。と思いきや、宿主の寿命にはなんら影響がないそうだ。だからっていいのか? という疑問は残るが。