うりんちゃん

実家で手持ち無沙汰の時に、うっかり発言小町に手を出してしまい、またしても見過ぎて具合が悪くなってゲロはきそうになって己の愚行を反省したのだが、にしてもたまに見るとあれは面白い。
今回見た中で印象深かったのは、子どもに『うりん』と名付けた人の話。平仮名で見ただけなら「かわった名前だな」と思うだけなのだが、ローマ字で書くとUrin…。これは、やっぱUrineを思い起こすよな。
外国語でおかしな意味にならないように名付けるのは、すべての言語を把握できない以上不可能だし、そんなことを気にして名付ける必要もないと思っていたけど、英語でおかしな意味になるとほかの言語と違って英語が分かる人は山ほどいるから、厳しいものがあるな。
ちなみに『しょうこ』はイタリア語のscioccoに音が似ていて、意味は『ばかな』となり、『かつお』は同じくイタリア語でcazzoに似ており、意味は『陰茎』。イタリア滞在時にしょうこちゃんという知り合いがいたが、彼女は若干残念そうにしていただけで、私もやや気の毒に思ったけど、まあ仕方ない、と思うだけだった。なんで『うりん』ちゃんは他人事ながらショッキングなのだろう。『しょうこ』ちゃんはそうでもないのに。やっぱり英語とイタリア語の違い? イタリア語でもurinaで尿だが。
わかった。『しょうこ』は一般的な名前だし、個人的にはいい名前だと思うから諦めもつくというものだが、『うりん』はかなり珍しい名前で、少なくとも私はその名が付けられている子を現実には知らないわけで、つまり敢えて名付けたその名がよりにもよって外国語で尿だったわけで、その『よりにもよって』感がショッキングなのだろう。英語とか関係ないな。よくある名前だったら日本人からは同情が得られるところを、超レアな名前だから衝撃的なんだな。
子どもに奇抜な名前をつけるときだけは、ちょっと外国語のことも気にするとよいのかもしれません。