短期目標すら立てられない

これまでの人生において長期目標というものを立てられたことがなく、いつも目先の目標(たいがいどこかに旅行、とか)に向かってそれなりに努力する日々であったが、現状では短期目標すら立てられない。なんでかって妊婦だからだ。出産後の世界がどうなるのか皆目ワカラン。人に「しばらく旅行できなくなるね」なんて言われると「いやー、行きますけどね。一人で」などと言ったり、うちのやつとの会話で
「来年ハワイ行こう」
「ポコちゃん(胎児の名前)どうするの?」
「ポコちゃんお留守番」
と言った途端に胎児から蹴りが入ったり(偶然なのか? この蹴りは)してはいるが、実際のところ行けるのかどうか全然分からん。
生きる上で目標すら立てられないなんて、辛すぎる…。
ていうか、現実逃避ができないのですヨ、旅行のプランを立てられないと。私の場合はっきり言って旅行のプランを立ててる時が一番楽しい。いざ実行にうつすと途端に旅行が面倒くさくなって行きたくなくなるからな。あそこにいってあんなことをしよう、どんなにか楽しいだろうワクワク、と思っている間が一番楽しい。すなわち現実逃避遊びであるわけで、旅行が現実となると億劫である。かといって行くあてもないのにプランだけ立ててもちっとも楽しくない。そのへんの加減が難しいのだ。
ところで以前、胎児を「タロちゃん」と呼んでいる、と書いた気がするが、ちょっと前から「ポコちゃん」に変更した。理由はポコポコ蹴るから、というののほかに性別が判明したからである。つまり男子じゃなかったのだな。男子じゃないと分かっているのにタロちゃんじゃあ、ちょっとねぇ。でも生まれてから暫くは甥っ子のお古の服を着せるけど。私に似て生まれてきたら、その容貌は赤ん坊少女タマミの様になる*1筈なので、男子の服だろうが女子の服だろうがなんら問題ない。どちらかと言うと赤ん坊少女の顔をして生まれてくることが問題である。私は3歳でまともになったが、そのまま赤ん坊少女路線を突っ走るかもしれないからな。
ちなみに私が赤子の頃はよく「男の子ですか?」と聞かれた、と母が言っていたが、男の子に見えるというよりはブサイクだったので女の子だったらかわいそうという気持ちの表れではなかろうか。なんで女の子だとブサイクじゃあかわいそうなのかよ。ジェンダーの問題か。まあ、生まれてくる子どもがブサイクでバカでも別になんでもいいけど。どんな子でも受け止める覚悟はできている。どんと来い。

*1:10代の頃に自分の赤子時代の写真を見たら赤ん坊少女だったのでたまげた。3歳の時点ではちゃんと普通の女子の顔になっていたが。