夫孝行するべきか

髪を切りに行ってきた。うちのやつと私とは同じ美容師さんに切ってもらっており、先にやつが、続いて私が切ってもらうことに。美容師さんに「このあと二人でどこかに出掛けるんですか?」と聞かれたので、小石川植物園に行く予定だと答え、そういや結婚するよりだいぶ前に一度、やつと小石川植物園に行ったとき、あの頃は二人とも同じ会社で毎日終電近く(あるいは始発まで、あるいは全然帰れないくらい)働いていたにも関わらず、やつに「愛妻*1弁当が食べたい」と言ったら本当にお弁当を作ってきたことがあったのを思い出し、冗談で言ったのにほんとに弁当作ってきたんですよ、吃驚ですよね、とその話を美容師さんにすると、
「さっきだんなさん、もう今以上の努力はできない、って言ってましたよ」
と言われた。おー、私のいないところで弱音を吐いていたとは。そんなに努力を強いていたか? と若干心配になったものの、なんか可笑しくて爆笑してしまった。だって話ができすぎじゃないか、私がたまたまやつの甲斐甲斐しさを美容師さんに話したその日、やつ自身は「もう努力できない」と同じ美容師さんに話してたなんて。
髪を切り終わってやつと合流し、もうこれ以上努力できないって言ったんだって? と聞いたら、美容師さんにもうすぐ子どもが生まれるけど、2人目、3人目もほしくなるんじゃないですか? と言われたから、3人目は無理、仕事とのバランス考えるともう努力できない、という意味で言った、と。まー実際のところはよくわからんからどうでもいいのだが。夫孝行するべきですか? まいっか。

*1:やつと初めて口をきいたのは職場の人々との飲み会に私が初めて参加したときで、当時労働意欲に燃えていた(嘘のようだが…)私は、自分はバリバリ働きたい、だからお嫁さんがほしい、などと口走っており、そうしたらたまたま隣の席にいたやつが自身の専業主夫願望(「オレは嫁になりたい」と言っていた)を口にした、という経緯から、以降、しばらくやつを嫁扱いしていたため。