アマゾナイト効果

乗せられ易い性格のためか、なんとも創作意欲が湧くのである。これは今日読んでいた本の内容にもよっていると思うが、非常に前向きな気分になれる。ここ一月近く煩わされていた事柄からも解放された気がする。
要するに人が首尾一貫した存在であることは非常に困難であるということだ。他人に対して強気で要求できる振る舞いも、自分自身がそれを実践できているかというと話は別で、大抵の人はその点に関して無自覚である。多少なりとも自覚がある人でもそれを認識できていないふりをしようとし、その後ろめたさから常にない行動を取ってしまったりするのであろう。そういう人の抱える矛盾について私が強気で苦情を述べることができるかというと全く自信がない。私自身も自分の志にそぐわない振る舞いをしている可能性は大いにあるし、恐らくそれは可能性だけではないということも認識しているから。人を責め立てる以前に自分の足元固めないと。
自分の発言に反する行動を取っていたことを自覚すると無性に恥ずかしくなるが、それもまたよい経験だろう。恥なんかどんどんかけばよいのだ。無駄なことなど人生に何一つとしてない、というかどんなものをも価値あることに変えられる生き方をしたいものだ。