サガン死去

フランソワーズ・サガンが亡くなったそうだ。私がまだ十代の多感な時期にこの人の小説にのめりこんだ時期がある。1日2冊、5日間ほど読み続けて流石に食傷気味になりそれ以来手にとってはいない。短く濃密な5日間であった。「悲しみよ、こんにちは」は私の心の中にさまざまな感情を呼び起こした。単純にいい悪いで論じることが出来なかった。きっと今読んだらあのときほど感じ入ることはないのだろうな。食べ物に食べ時があるように本にも読み時があると思う。その点で、私にとってサガンはまさに絶妙なタイミングであったのだ。ご冥福をお祈りします。
彼女の死亡記事を読むためにasahi.comを見たらついでに「ラス・メイヤー死去」の報も目に入ってきた。確かこの人って渋谷のイメージフォーラムで映画祭やってなかったっけ?と調べてみるとこれ、今日が初日らしい。タイムリー?