またもや大勝利

神田ぶらじる

いつも通り神保町で珈琲を飲んでしばし読書し、さて仕事に向かうか、と店を出たところ大変な掘り出し物を発見。なんと最新版の地球の歩き方チェコポーランド・スロヴァキアをたったの850円で販売していたのだ。しかもこれ、本の状態から明らかに新本だ。古本ではない。なんでこんな価格での販売になるのかどうしても気になり、店主と思しき男性に「なんでこんなに安いんですか?これ最新版ですよねぇ」と尋ねると肝心の前半部分は完全無視で「そうです、最新版です」とだけ答えられた。う〜ん、やはり一般には漏らせないような裏ルートでもあるのだろうか。機密に触れかけた私は暗殺されたりして、なんちゃって。
ところでチェコになんか行った事もないのにシュヴァンクマイエルにかぶれたためにチェコ語を始めるバカはこの世に私くらいのものかと思ったら大変身近なところに同好の志がいた。同じ入門クラスでレッスン受けている人だ。その人の場合、もう何年も前の深夜のこと、特に何を見るでもなくテレビをつけていたらいきなりあの「アリス」が始まり、なんだこれ!と大変な衝撃を受けたのが初接触だそうだ。予期せぬ時間にあんなものをみてしまうなんて。私の場合は高校時代にMTVを見ていたら唐突にあの1分の短編、「肉片の恋」が流れたのが初めてのシュヴァンクマイエル体験。当時はそれが彼の作品とは知らなかったけど。あんなたった1分の作品でも何年も何年も忘れられなかったのだから深夜の「アリス」体験は想像を絶する。チェコ行きたいなぁ。アルチンボルドも好きだしルドルフ2世にも興味あるし、骸骨教会もあるし。早く行かないと。