ガリア

こんな頁を見つけた。
http://www.athens2004.com/Files/pdf/NOC_marching_order.pdf
オリンピック開会式の入場行進の順番だ。国名がギリシャ語とともにフランス語、英語で併記されている。フランスが「ガリア」と呼ばれていたらしいということは前にも書いたが、ここで改めて調べてみるとまさしくガリアであった。ΓAΛΛIA、アルファベットに直すとGALLIAだ。ガリア、ね。まだガリアなんだ、フランス。ギリシャではカエサルから時間が止まってしまったのだろうか。
しかし見方を変えると、寧ろフランスという名のほうが不思議だ。いつからこういう名称になったのだ?考えてみるとイタリアではパリのことを未だにガリア時代の名称にほぼ同じパリージと呼んでいる。そのほうが実は自然なような気がしてきたが、でもちょっと傲慢か。相手の国の変化を無視して昔の名のままで呼ぶということならば、日本でも中国の西安長安と呼んでいなければおかしい。国民性の違いか。