教える気力の無さ

今日は確率を質問された。n個のサイコロを振ったときに全てが偶数で、そのうち確実に4が含まれる確率の求め方だったのだが、答えが何故\frac{(3^n - 2^n)}{6^n}になるのか分からなかったらしい。一通り説明すると「なんでこうやって解くんですか、他のやり方じゃだめなんですか」と問われた。いや、この解法ってあまりに王道だし、他のやり方でやるほうが面倒じゃんと思ったのだがそんな頭から否定するような言い方ではナーバスな受験生は傷ついてしまう。暫し思案し言いよどみながら「なんでって…これが一番簡単だから」と答えると彼は深々とため息をつきながら「本当に教える気ないですよね」と吐き捨てたのであった。更に話題は発展し、私が変人であるとまで言った彼は最終的に「部屋散らかってるでしょう?」と唐突に言って来たのだった。あまりに図星で咄嗟に反応できなかったために不本意ながら私の部屋が散らかっている可能性について否定することができなかったのだが、それ以前に一体全体私の何を見てそれを見抜いたのであろうかが大いに謎である。