チェコ語に脳を侵される

私が通っていたチェコ語のレッスンは昨日をもって終了したのであるが、その間宿題として課されていたテキスト丸暗記に思ったよりも脳がやられていた。特にレッスン2の本文は2〜3回に渡って暗誦させられたので、今でも無意識に言葉が口からついて出る。今日も出てきた。予備校で確率やってるときに口が勝手に「プロミンテ」と言っていた。言われた生徒のほうは狐につままれたような顔をしていたが。
ボーダフォン携帯の今日の星占いでは乙女座はアンラッキー。交通機関でトラブル発生とあったが当たった。人身事故だ。予定よりも大幅に遅れて駅に着いた私は母親に車で迎えに来てもらったのだが、その帰りの車の中でも気がついたらレッスン2と3の本文を一人で暗誦していた。人と一緒にいるときに独り言を言うとは何事か、と思ったが言われた母は既に慣れっこなのか全く動じず、寧ろ自然に聞き流していた。よっぽど普段独り言を言っているのだろうか、私は。
独り言と言えば、関係ないかもしれないが私は寝言もすごいらしい。10年以上も前、まだ兄が学生で一緒に住んでいた頃に、朝顔を合わした出会い頭にいきなりに「おまえ明け方笑ってたぞ」と言われたことがある。その時は自分が笑っていた自覚はまったくなかったのだが、実は違う折に自分の笑い声が五月蝿くて目が覚めたことがある。目が覚めたとき既に私は笑っていてとても驚いたのだが、可笑しくて仕方がなかったので暫く笑い続けた。そのうち夢の内容を思い出し更に笑いに拍車がかかったものだ。チェコ語という以前に何かに脳が侵されているらしい。幸せな人生だ。