バルテュス受難

いま「トリセツ」見て吃驚。シャトー・ムートン・ロートシルトのラベルのデザインが毎年変わるのは有名で、1993年はバルテュスの手によるものなので、いずれ私も金持ちになったら購入しようと思っていた。このバルテュスのラベルだが、モチーフが裸の少女。彼の作品を知るものなら別段驚くようなことではないだろうし寧ろ自然。しかしこれをアメリカに出荷しようとしたらある団体が、こんなラベルは幼児虐待にあたる、などとクレーム付けてきたので急遽、絵なしのホワイトラベルがアメリカ向けに作られたのだそうだ。バカじゃないの?アメリカ。そういうところがヤダ。