内科にて

水曜に抜き取った血の検査結果を聞きに行くと、私が診察室に入った途端に担当医師が開口一番言ったのはこんな風。
「非常に中途半端な結果が出てます」
そんな事を言われて私はどう反応すべきだったのであろうか。良いんだか悪いんだかちっとも判然とせず、どのような顔をすればよいのかすら判断できず、ただうろたえるばかり。器が小さいのであろうか。とりあえず続きを聞いてみると兎に角炎症を起こしているとの事。ってゆーかそれはどこの部位?と疑問を持つのは至極当然であろう。いきなり炎症とか言われても患部が分からないんじゃどうしようもない。ちょっと唐突過ぎないか?なので当然それはどこなのか問うて見た。そうしたらもっと吃驚だよ。もう大変だよ。だってこんなこと言われたんだよ。
「もっと悪くならないとどこだか突き止められません」
あんまりじゃないだろうか。患部の早期発見なんてものは夢なのだろうか。彼の言わんとするところをまとめると要するに、検査結果からは中途半端なものしか得られなかったので、とりあえず炎症を起こしているという事は分かったがそれがどこかは見極めがつかず、このまま自然治癒するか悪くなるかのどちらかで、悪くなったら患部が判明するということなのだ。原因はよく分からないが何らかのウイルスが確実に体内に入ったとの事。誰だそのウイルス、ちゃんと出て来い。正々堂々と戦うべきだろう。卑怯だぞ、ウイルス。