勇気ある言葉

遠藤周作著 \100(ブックオフで) 集英社文庫 ISBN:4087501302
長湯しすぎて気持ちが悪い。血行が良くなりすぎで身体に溜まっていた毒素が全身を巡ってしまったに違いない。毒だらけの女。だから口を開くと毒を吐いてしまうのだろうか。そんなことはどうでもいいのだが遠藤周作である。これも風呂の中で読んだ本。これの所為でいま私は具合が悪いのだ。私は遠藤周作が好きだ。もし仮に自分の息子がこの人みたいな人間になったらヤダけど、私は遠藤周作みたいな人間になりたい。
これは古今東西の名言格言を狐狸庵流に紹介し、最後に編集部が注をつけるという構成になっている。敢えて諺を間違って解釈したりふざけているのだが、勿論単に不真面目なことを書いているのではない。そのふざけ方の陰に匂うものが私は好きだ。狐狸庵先生はこれを1年に渡って毎日新聞で連載していたのだそうだ。こんなものを毎日新聞で読めたとしたら楽しいだろうなぁ。
あれ、「毎日」「新聞で」と言うつもりが「毎日新聞で」になっちゃったよ。正しくは「毎日新聞」に連載、「毎日」「新聞で」読みたい、です。