センター試験悲喜交交

センター試験を終えた受験生たちの顔を見ると、彼らには入試というものが人生の一大事だという事がわかる。私自身がセンターを受けたのは大昔なのでどんな心境だったかあまり覚えていない*1のだが、今日は何人かの受験生が涙ぐみながら結果を知らせてきたので、国公立に入学するということが受験生に与える影響を改めて実感した。
大学選びで本質的に重要なのはどこの大学に行くかではなくどの学問を選ぶかという点にあると思っているので、私大だろうが国公立だろうが本人が入学後に勉強しなければ何の意味もないし、そうするといわゆる偏差値の高い大学に拘って多浪をする価値などないと思うのだが、そんなのは年寄りの意見であって受験生にとってはウザイだけだろう。老人は感受性が磨耗してしまうものなのだろうか。
ただ医学部だけは別だな。よっぽど裕福な家庭の子弟でない限り私大の医学部など到底学費を工面できるものではない。そうすると国立に入る他なかろう。私学で一番学費が安いのは慶応で、慶応受かるくらいなら地方の国立に受かるだろうし。
まあこんなことを書いたところで何か主張があるわけではないのだが、皆幸せになってほしいなぁ。泣かれるとこっちも哀しくなってしまうよ。勉強なんてどこでも出来るんだからこんなことで落ち込んでる場合じゃないよ。私大の入試が始まる前に気持ちの切り替えが上手くいくと良いのだが、こんなときはもう私の言葉などなんの役にも立たないし、はぁ。皆幸せになってほしいなぁ。

*1:試験の合間に漫画を買いに行ったことは覚えている。それもよりにもよって岡田あ〜みん。2次試験の時は澁澤さんを読んでたなぁ、確か。